★★★
2021年7月にカナダに渡った光浦靖子さんの留学エッセイ。
時はコロナ禍真っ只中。
前途多難な幕開けに自分事のようにハラハラする。
無事にカナダに到着した光浦さんを待ち受けていたのは、自己PCR検査という関門。
言葉が通じない相手との無限とも思えるやり取りは、光浦さんじゃなくても泣きたくなる。
心許せる友人との出会いもあれば文化の違いによって生じる問題も多々あって、自分だったら途中でくじけそう。
その時々の光浦さんの歯に衣着せぬ軽口に共感しまくり。
カナダ留学に憧れを抱いていたけれど留学するのも一筋縄では行かなそうだ。