★★★★★

 

面白かった!

本書で初めてテクニカルライターという仕事を知ったが、一言で言えば“取り扱い説明書をつくる人”。

主人公・石川咲良は、混乱する横浜駅で乗客対応に追われる中、颯爽と問題を解決した浅倉響の姿に心を奪われ、その道を志すことになる。

いつも思いを言語化するのに四苦八苦している私には学びの多い物語だった。

伝えたいことを簡潔に、理路整然と文章化する――なるほど、と感心する場面がいくつもある。
笑いあり学びあり、そして感動もあり充実した読書時間だった。

話題になるのも納得の、いずれ映像化されそうなポップなお仕事小説。

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★★

 

全国新聞11紙で毎日連載中の四コマ漫画。
13巻は2025年4月6日~2025年12月5日までを収録したもの。

育児コミック『ママはぽよぽよザウルスがお好き』でハマり大好きな青沼貴子さん。

ぴよちゃんシリーズも早いもので10年目に突入。

今回も、ぴよちゃんと猫の又吉の相思相愛ぶりがとびきりの癒し。

そして、ツンデレ全開のひみこちゃんは相変わらず超キュート。
本作からは、そんなひみこちゃんを推す新キャラ・大葉ななちゃん(2組のクラス委員)が登場し更に楽しい展開に♪

重たいミステリーを読み終えた後の清涼剤のようなコミック。

 

 

 

 

 

 

★★★

 

「小さい上司」(2013)
「鈍い火」(2011)
「仮縫い」(2013)
「起点」(2026)
4話収録の短編集。

すべて単行本に未収録の文庫オリジナル作品。

冒頭の「小さい上司」は、タイトル通りケチでセコい“小さい上司”が主人公。
時代が変わっても、こういう人はいるよね……と苦笑しつつ読んだ。

「鈍い火」は一転して、男の怨念がじわじわと迫ってくる。
読んでいて思わず身を引くような、静かな恐ろしさが残る。

「仮縫い」は雰囲気ががらりと変わり、ほのぼのとした温度感。
多感な5人の高一男子の青春と未来の姿に思わず笑みがこぼれる。