★★★★

 

「きみを見つけた冬」
「わたしたちだけの合図と春」
「さよならも言えない夏」
「とっておきの秋」
「もう一度、きみと出会った冬」
5話収録の連作短編集で清水晴木さん初の児童書。

今までに読んで来た作品同様、千葉県愛を感じ、とても優しい世界観で描かれていた。

習千葉小学校には、一年の中で一日だけ、好きな日に学校を休んでいいという特別な校則「トクベツキューカの日」がある。

休む理由は自由。
なんて素敵な校則だろう。

小学生の彼等がトクベツキューカを使って特別な一日を体験する。

子供達の不安や寂しさに寄り添ってくれる心の処方箋小説。