★★★
マッチングアプリを題材にしたサスペンス小説。
マッチングアプリへの警鐘を鳴らす内容かと思いきや、本当の愛を問われる作品だった。
主人公は恋に奥手の唯島輪花。
親友の勧めでアプリに登録した事で生活が一変する。
並行して描かれるのは、アプリ婚した夫婦をターゲットにした連続殺人事件。
登場人物が少ない事もあり、ミステリーを読みなれている人なら事件の犯人は容易に想像が付くはず。
毎回まんまと騙される私でも難なく正解に辿り着いた。
展開も早く読みやすい文章ではあるが後半の輪花の行動には違和感を感じた。
ホラー小説ならではの味わい。