肩の治療のポイント2 | セラピストスキルアップ実践会 宮森のブログ

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セラピストスキルアップ実践会<TS実践会>認定講師の宮森大地です。実践会で得られたものや、日々の臨床で培ってきたものをお伝えできたらと思います。動画も毎日ではないですが配信しています。よろしくお願いいたします。


セラピストスキルアップ実践会の宮森です。
本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。

昨日の記事では筋肉の交差地点をリリースするよ良いですよ、という記事でした。
昨日の記事はコチラ

書いていて気づきましたが、別に肩じゃなくでもいいです。
筋肉や腱の交差点は体中のあちこちにありますよね。

私はあまり詳しくないので、つぶやき程度だと思っていただきたいのですが、
トリガーポイントと経穴(ツボ)は結構な割合で重複しているみたいですね。
本を開いて見たところ、その場所は何となく、筋の付着部、筋の交差点、腱、そんな場所に近い気がします。
これも昨日の記事の追加で、参考になれば、と思います。

さて、今日は肩の治療のポイントで体幹の話です。

私は単純に体幹の立ち直り反応をみます。
坐位で左右のお尻に交互に体重の乗せて、体幹が立ち直るアレですね。

反射・平衡反応に関しては私も全てを細かく評価できてはいませんが、この体幹の立ち直りはチェックしてみるといいと思います。

なぜか?

患者さんは結構な割合で出来ない人が多いです。

五十肩の患者さんが痛みを訴えるのは、挙上動作や結帯動作などが主だと思いますが、実際の生活の場面では、例えばつり革につかまる時、洗濯物を干す時、あと手を伸ばした時。

肩の患者さんは、手を伸ばす動作、いわゆるリーチ動作の時に体幹の立ち直りを使えずに、可動性の大きい肩甲胸郭関節や肩甲上腕関節で代償し、その関連する筋肉に過負荷を強いている場合が多い印象があります。

要は体の使い方が下手なんですね。

なので、体幹の立ち直りと、それを伴ったリーチ動作なども私は施術の中でしています。
そうすると、この立ち直り反応が出ないことで肩関節疾患が生じていたとなったら、そこを修正すれば、予後は明るいですよね。

ただ、この立ち直り反応がなぜ出ないのか?
疾患によるものなのか。
それとも生活習慣からくる癖なのか。
癖だとしたらその動作・作業はなにか。
何か環境はそうさせているのか。
その環境は修正が可能なのか…などなど。

ここまで最低限落とし込む必要があると思います。

リハビリ室でできても、日常生活でできなければ意味がないですからね。

何かの参考になれば、と思います。


もう少し肩の治療のポイントについてお伝えしていこうと思います。
本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。