三陸海岸大津波
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吉村昭
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チリ地震津波
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地震のない津波
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1960年
チリ沖に
M9.5という
超巨大地震発生
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5月24日午前3時頃
薄暗いため
周囲の状況が
分からないが
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大船渡の漁師が
海面異常に気が付いた
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潮が急激に引き始め
水位が低下
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午前4時20分頃
急激な
干き方をはじめた
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湾の中の海底が
露出する
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各地で
津波襲来の
警報サイレンが
鳴ったが
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人々は
何のサイレンか
分からなかった
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津波の前には
地震があるのが
当たり前で
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いきなり
津波が来るとは
思わなかった
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この津波は
今までと違って
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大きな引き潮の後
海面がモクモクと
ふくれあがって
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ゆっくりと襲来した
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その海面は
想像以上に上昇し
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家々を飲み込んだ
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チリ地震は
5月23日
午前4時10分頃
南米チリの
中部沖で発生して
約22時間30分
かけて日本に
到達している
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異様な速さだ
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その後
宮古測候所長が
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過去にも
同様な津波が
なかったか
調べたところ
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宝暦元年5月2日など
チリやペルー沖の
地震が関連した
9例が確認された
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この地震津波は
気象庁の手落ち
があった
とされている
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チリやペルーからの
津波は 今後も
気象庁の警報に
頼るしかないでしょう