【授業内容】

・自己紹介「最近、腹が立ったこと」について発表

・講師の方の会社の役割紹介(企画、営業・配給、宣伝)

・ワークショップ 映画自主企画「一風変わった刑事(探偵)、難事件を解決する」

4人1組で役割を分担して、発表(宣伝)の方法も工夫する

 

【授業感想】

最初の「1分間スピーチ」では、限られた時間の中で相手に伝わる話し方を実践的に学びました。特に、「最初の一言目で見出しをつける」という指摘は、情報を簡潔かつ明確に伝えるための重要なポイントだと感じました。さらに、「最近腹が立ったこと」という一見ネガティブなお題でも、聞き手を引き込む工夫やオチの付け方次第で印象を変えられることに気づきました。

業界説明では、映画とテレビの宣伝・収益構造の違いを知ることができ、視聴者として普段何気なく見ていた映像作品にも、裏で綿密な戦略があることを実感しました。テレビドラマは長期的な宣伝が必要である一方、映画は短期集中型であるなど、メディアの違いによる戦略の差に驚愕しました。

また、グループワークでは、役割分担を通じてチームで企画を形にしていく難しさと楽しさの両方を体験しました。限られた時間で「一風変わった刑事もの」を考え、演出や宣伝までを一貫して行う中で、創造性だけでなく、意思疎通や柔軟性も求められることを痛感しました。他のグループの発表も非常に個性的で、映像表現の幅広さに改めて気づかされました。

講師の方の講評で印象的だったのは、「何が面白いのか」「どう差別化するのか」という問いです。これは、どの企画においても核となる考えであり、今後自分がアイデアを形にしていくうえで常に意識すべき視点だと感じました。

今後は、ただ映画を楽しむだけでなく、監督の意図や制作の背景にも目を向けながら観ることで、より深く作品を理解できるよう努めていきたいと思います。