【授業内容】
・1分間自己PR
・四年生による就活報告
・出版社の仕事について
【授業感想】
最初の自己PRでは講師と先輩方からフィードバックをいただきました。特に自分がPRしたいこととそれを裏付ける具体的なエピソードの食い違いや、自分が持っている能力と志望している業種のズレについての指摘が多くありました。すごい能力を持っていたとしても、それがうまく伝わらなかったり、求められていないところにアプローチしてしまうと全く意味がなくなってしまうことに気が付くことができたので、ただ能力を伸ばしたり見つけたりすることだけではなく、それをどこにどう伝えるかということを意識していこうと思います。また、能力とエピソードはかみ合っているけど、エピソードの具体性に欠けるため分かりにくくなってしまうという指摘もいただきました。一分間という限られた時間の中、何を詳しく言って何を簡潔に伝えるのか、情報の取捨選択が求められることを学びました。
先輩方の就活報告では、就活のスケジュールや今やっておくべきこと、気を付けるべきことといった情報をたくさん教えていただきました。特に印象に残ったのは、お三方とも自分をどう見せるかについてを多く語られていたことです。ほかの人とエピソードがかぶらないよう、同じことをしていても別の角度から何を成し遂げたかを話すことで唯一無二のエピソードを作り上げることや、写真や自己紹介を用いて自分の印象を最初に定めておくことで、実績ややってきたこと、趣味などとのギャップが生まれること、真面目さや面白さといったエピソードの属性が何か一つに偏りすぎないようにすることといったように、相手の目線を意識したES、面接への態度がとても参考になりました。いつも自分が何を伝えたいかが先行してしまうため、受け取る側がどう思うかということを意識した話し方を心がけようと思います。
授業最後には、出版社の持つIP創出能力の高さが今どのような影響を与えているのかということを学びました。漫画・アニメ・ゲームといった日本国内のコンテンツが、コロナを挟んで市場規模を拡大し、海外からも原作に触れる人が出てきました。そんな中、原作からの展開を行っている会社には、出版社のように一から新たな作品を作りだしたり、コンテンツの原石を掘り起こしたりといったノウハウが欠けています。日本国内のコンテンツが今世界でどのように受け取られているのかという現状と、そのなかでの出版社のあり方を知ることができ、自分の出版社に対するイメージをアップデートすることができました。