【授業内容】
前半:
・テレビ業界や公共放送局の現状と今後の展望について
→現在のテレビは視聴者の時間/お金/精神的リソースまでも取り合う多様な競合と戦っている。
→その中でいかにテレビが選ばれる存在であり続けるかが大きな課題
例)講師の先生が他大学の学生と共に企画された若者向けサービス導入
従来の「テレビ側の視点」ではなく、「利用者の視点」から考えるという姿勢が、
これからのメディアに求められる柔軟な発想
・コンテンツの価値は「多様性」と「演出力」の掛け算によって生まれる
・SNS時代におけるメンタルケアや情報セキュリティの重要性について
後半:面接練習(2人1組での模擬面接)
・講師の先生が面接官役
・それぞれが志望する企業を想定した個人面接を実施
・面接終了後には、講師の先生含め全員からフィードバック
→自分自身の課題や改善点を具体的に把握
【授業感想】
今回の授業では、文字量の多いスライド資料について、撮影を許可していただけたことで、メモに追われることなく講義の内容に集中して耳を傾けることができました。自己紹介の実演では、「巻き戻しが効かない」「続きが見たくなる」「誰かに語りたくなる」といった、人を惹きつける要素を活かした話し方のコツをご紹介いただきました。面接だけでなく、テレビコンテンツ制作にも通じるエッセンスが含まれており、大変興味深かったです。
面接練習ではフィードバックが非常に丁寧で、一人ひとりのレベルや特性に応じた質問を考えてくださり、的確なアドバイスをいただきました。また、個人面接を仲間が見守るという緊張感のある環境を作ってくださったことも、本番に近い実践的な経験として大変貴重でした。
講義全体を通じて「テレビ」という枠にとらわれず、エンタメ業界全体に通じる視点でお話しいただいたため、メディア志望でない学生にとっても関心の持てる内容が多く、最後まで一体感を持って講義を聞くことができました。