【授業内容】
講師先生が実際に働く広告業界での業務内容や、業界の仕組み、流れなどについて、総合広告代理店で働いている講師先生の経験なども踏まえた上で改めて教えていただいた。
さらに、大学3年の12月時点で既に内定を持っており、自ら「就活を無双していた」と語っていた先生が学生時代にどんな活動をしていたのか、就職活動を進める中で気づき当時意識していたポイントを学んだ。
授業の後半では、実際に学生が企業に提出したエントリーシートなどを基に3~4人の模擬集団面接を行った。
【授業感想】
今回の授業で強く印象に残った点は、講師先生の就活戦略の意識すべきポイントについてである。それは「就活は、『自分とは何か』のイメージをつくり、それを端的にかつ適切に伝え、そのイメージの自分と働きたいと思ってもらえれば勝てる」ということである。
このお話から、就活生自身が「○○がやりたいから」といった志望理由などをただ伝えるだけでなく、重要な前提としてどんな人となら一緒に働きたいのか、どんな自分の一面を伝えれば一緒に働くイメージを持てるのかといった「面接官の気持ち」を考えるべきであることを改めて気づかされた。
また、形式的な選考過程の中で、「自分とは何なのか」というイメージづくりをより端的に行うべきだと強く感じた。なぜなら自分をすべて伝えることは不可能であり、多くの要素を伝えるほど、相手の印象に残らなくなってしまうからである。
このお話を伺った後に行った面接練習では、講師先生から直接フィードバックを頂いたことが大きな学びとなった。それだけでなく、実際に面接を受けている他の学生からはどんなイメージが伝わってくるのかということを意識しながら話を聞いたことで、自分が改善すべき点や、参考にしたいポイントなどにも気づかされた。
さらに、授業後などに自主的に教室に残り、「自分がどう見えていたのか」などについて学生同士でお互いにイメージを共有し合ったことで、自分が伝えたいと思っていたイメージと実際に伝わっているイメージとのギャップを埋めることができ、非常に有益な時間となった。
これからより本格化していく就職活動において、今回の授業を通して学んだ「自分のイメージづくり」をより意識して行っていきたいと考えた。