【授業内容】

・講師の方の経歴について

・会社紹介

 テレビ局と番組制作会社の違いや、制作会社内の部署紹介

・仕事理解ワーク

 プロデューサーやディレクター、技術スタッフなど、各職種がどのような働きをしているのかをグループごとに考える。まとめた後、「異職種間で連携を行うためにはどのようなことが重要か」について各グループの意見をまとめ、発表。

・質疑応答

 

【授業感想】

 講義の前半では、各部署の具体的な業務内容を知れたことが印象に残った。会社にどのような部署があるかは、自分で調べたらわかることかもしれない。しかし実際にドラマや情報、ドキュメンタリーと多岐にわたる番組を制作されてきた講師の方が、その目で感じたことをお話してくださったため、とてもリアルな仕事環境を学ぶことができ、将来のキャリアを具体的に考えていく上で参考になった。

 後半部分で印象に残ったのは質疑応答での講師の方の回答だった。

「なぜ先生はそんなに明るいんですか?」

という質問を一人の講座生がした。おそらく講座の開始時点から、すごく明るく気さくな方という印象を講座生全員が持っていた。講座中も常に笑いがおきているような雰囲気で、このような上司のいる会社で働きたいと素直に感じていた中でこの質問が出てきたため、質問の回答にはより興味が湧いた。講師の方は、

「自分が映像を作ることが好きだからかなあ。

この面白さをもっと伝えたいって気持ちがあるんだと思う。」と回答された。

仕事とプライベートをしっかり分けたいという人ももちろんいるが、好きを仕事にしている講師の方は心の底から仕事を楽しんでいて、そして輝いているように私には感じ取れた。きっと講座生全員が感じたことだと思う。なぜ私たちがそう感じたのか。講師の方の持っている性格面等もあると思うが、それだけではない。常に笑顔で、話を聞くときには相手の目をしっかりと見て、相槌を自然にとり、そして話し手が話しやすい空気感を作っていた部分にあると思った。ごく当たり前のことのようにも感じるが、いざ実践しようとすると、すべてを行うのは難しい。ただ同時に面接でもこのようなことができる人が光って見えるのかなとも感じた。自然とできるような人になるためにも、様々な人と、様々な形でコミュニケーションを取り、私も講師の方のように周囲から思われる人になりたいと感じた。