【授業内容】

①  講師の方に1人ずつ自己紹介

 ・名前

 ・学部学科

 ・志望

 ・先生におすすめしたいもの

② モノのキャッチコピーの作り方について説明

③ 自分で決めた1つの商品に対してキャッチコピーをつけ、発表

④ 人のキャッチコピーの作り方について説明

⑤ 2人1組になってお互いに質問しあって、相手にキャッチコピーをつけ、発表

⑥ 講師の方への質問タイム(先生の現在のお仕事や就活での経験を伺う)

 

【授業感想】

 「キャッチコピーは何のために作るのか?」という問いかけに始まり、短い言葉の力でいかにして消費者の心をつかみ、物を買ってもらうことにつながるかを紐解きながら解説していただいた。

 キャッチコピーを作るときには、15字から30字程度という制限がある中で

「どんなものかを知ってもらう」

「良いところを知ってもらう」

「ターゲットを絞る」

「代わりが効かない独自性を表す」

という4点を抑えることが必要である。

 それぞれが自分で選んだ商品に対してつけたキャッチコピーの発表では、4点をふまえつつ、特に簡潔かつリズム感が良かったり、簡潔にするために暗にターゲット層を定めるワードを選んでいたりする人のキャッチコピーが印象に残りやすかった。私は4点を全て網羅しようという意識から、長く説明的なキャッチフレーズになってしまったため、ターゲット層の共通認識であるワードを入れたり、テンポよく読める語感にしたりする工夫はとても勉強になった。

 また、就職活動においては

「あなたのことを一言で表してください」

「あなたの強みを一言で表してください」など

しばしば自分自身にキャッチコピーをつけることを求められる。講師の方からは「自分がどんな人間か」を根拠になる具体的なエピソードと共に、それがどのように会社で役に立つかをキャッチコピーに入れるべきと説明を受けた。

 これを踏まえて2人1組になって行ったワークでは、お互いにたくさんの質問をしながら人柄や相手の良さの根拠となるエピソードを引き出した。長い時間をかけて相手の情報をたくさん集めたため、短いキャッチコピーにまとめるのが1つ目のワーク以上に難しく感じた。他のペアの発表を聞く中で、インパクトのあるワードが1つ入っていることで格段に印象に残りやすいことが分かった。多面性が薄れてしまうと思い、固有名詞は避けるべきだと考えていたため、「固有名詞を入れたキャッチフレーズ+根拠となる1つの濃い具体的なエピソード」が圧倒的に印象に残りやすいことを実感し、とても勉強になった。またペアの人に質問されて自分について話し、キャッチフレーズをつけてもらうことで、自分1人だけではわからない客観的な自分の姿、一面を知ることができた。就職活動は自分という商品を会社にプレゼンして買ってもらうことだと考え、自分が思う自分の長所はもちろん、客観的な自分の姿、他の人から評価してもらえるところも把握している必要があるだろう。このような機会に相手のことはもちろん、より深く自分のことについても分析できたことを今後の自己PRに生かしていきたい。