〈講義内容〉
☆記者会見をやってみよう!
・読売新聞の記者になりきって、講師の模擬会見を聴いて記事を書く
・自分の記事を発表→講師からの全体講評
・実際の記事を読んで、自分の記事・質問内容の反省
・実際の記事の構成について学ぶ
〈講義感想〉
今まで就活作文に取り組んできたため、「自分とは何か」「自分らしさ」など主観的に文章を書かなければならない場面がほとんどだったが、今回は記者の仕事として、「客観的にリポート」することが重要であり、コンパクトに素早く誰もが読みやすいものに仕上げなければならないということで、就活作文とは全く違うものであったため、良いものに仕上げることが出来るのか、不安だった。しかし、講師から「勧進帳」という歌舞伎のお話を伺い、この話の中の弁慶のように、原稿を書かなくても即興でニュースを作ることが出来る人間が、テレビや新聞の記者の仕事の中では必要になってくるというお話を伺い、この「勧進帳」のように素早く、コンパクトに記事を仕上げるためには、まず記者会見の場に出席する、そして質問する前もしくはその時点で、どのような記事の構成になるのか想定が出来ていること、すでに考える作業が終わっていることが理想であるということもおっしゃっていて、まず、どんなことであっても準備が肝心であり、さらに記者会見に出席しながら同時に記事を完成まで持っていくことが出来るような訓練が必要であると感じた。
また、実際に記者会見に臨んで自分で記事を書いてみて、記者会見中には考えていなかったが、実際に記事を書き始めると重要になってくる情報を聴けていなかったことが多く、記事を書く上で困ってしまうことが多かった。今回は初めてということもあり、うまくいかなかったが、今回の講義の中で大きな学びとなり、積極的に質問を繰り返していくことが重要だと感じた。
そして講師から「普通の新聞記事では用いないような表現や言葉遣いをしている部分が多くみられる。新聞を普段読んでいないことがすぐにわかる記事」という講評があり、『読み手』ではなく『作り手』の目線を持って新聞を読むことが必要であるということが改めてよく分かった。
最後に、本物の新聞記事を読んで、どのように構成されているのか、自分が書いた記事は新聞記事としてふさわしいものであるのかということを、実際に比較することで改めて考えて、改善点を見つけることが出来た。インターンなどで実際に記事を書く機会もあり、採用に直結するかもしれないというお話もあったので、今回の反省を生かすことが出来るよう、努力したいと感じた。