【授業内容】
前半:講師の経歴/現在の仕事内容
いい企画とは何か、本を作る流れやその上で重要なことを料理に例えてお話しいただいた
後半:バズる企画というのを作る演習
『野球の始球式をバズらせる企画を考える』というピッチコンテストを題材に、実際に企画立てを行う
→それぞれ個人で考えたものをペアで見せ合い、最終的に一つの案を全体に向けて3分間で発表し合う
【授業感想】
前半のお話の中で、本づくりの流れや編集者の仕事を細かく一連の流れとして知ることができ、とても勉強になりました。今まで、一から流れを知る機会はあまりなく、出版社に勤めるうえで必要なスキルなども同時に知れたように思います。常にどうやってヒットさせるかを考え、それを企画の段階から練っているのだと感じました。
また、本づくりの大前提としてビジネスであるという大前提を私は忘れがちだと今回思いました。好きな本を作りたい、作るだけではダメで、如何にして利益を出すかというところに必ず着目し、常にそれを念頭に置いた上で仕事をなさっているのだと知ることができました。
後半の企画作りでは、今期であまりなかった出版という事業に直接かかわらない内容での演習でした。そのため、とても新鮮でした。しかし、企画力は出版でも必要な力であり、その難しさを今回改めて感じることができました。お客さんの目に留まるにはどうすればいいか、という宣伝方法も企画力の一つであり、SNSが普及している中でバズることの難しさを実感しました。
また、今回の演習で私自身はとてもいいアイデアが出せたと自分的には企画を考えた際に思いましたが、他のチームの発表を聞き、発表の仕方、自分の企画の詰めの甘さを感じました。いい企画、企画力というのはアイデアも大事ですがアイデアだけでは足らず、そういった細部まできちんと練ってそれを如何に伝えるかということが大事なのだと学ぶことができました。