【授業内容】

・自己紹介

 広告代理店の方にお越しいただき、その経歴を教えていただいた。現在の広告代理店に入社するまでマスコミ以外の2社務めてきたという経験から感じたことの多くをお話しいただいた。マスコミ会社ではないものの、広報を担当したりビジネスの基礎を学ぶことができたことで、自分の大きな軸はブレることがなかったという。マスコミ業界に進まなかったとしても、社会人生活40年の中で少しやり方を変えるだけで、何年後かには憧れの業界に飛び込むこともできるということを教えていただいた。

 

・仕事内容

 広告制作からイベント協賛など、多岐にわたる仕事内容を紹介してくださった。また広告代理店の営業とはマスコミ業界でどのような位置づけなのかという具体的なお話もいただいた。クライアントが広告を制作する際にマーケティングやクリエイティブの専門会社、使用したいメディア媒体それぞれと連携するのは、事実上不可能。そこで広告代理店がそれぞれの部門を統括、第三者目線に立ってビジネスをデザインすることでより円滑に制作できる。この構造がまさにビジネスをプロデュースすることで営業である。アナウンサーや制作会社などどこまでも深くつき詰める業種と異なる代理店ならではの良さも学ぶことができた。

 

・CMの構造

 CMは主に、イメージで共感を得る「情緒訴求」と数字や内容物から商品の良さを伝える「機能訴求」の2種類に分けられるということを教えていただいた。そしてCMごとにどのような狙いがあるのかを実際に見ることで感じ取ることができた。

 

【授業感想】

 マスコミ以外の業種を経験されたことがあるからこそのマスコミ業界の厳しさなどは、これまであまりお話しいただく機会がなかったのでとても学びに繋がった。毎日が仕事のような生活の中で好きをモチベーションにすること、マスコミ業界で活躍する人材になるための道は必ずしも一通りではないということ、とにかく前向きに自分の夢を信じ続けることなど就活を前にした今の段階で聞くことができて、とても響く部分があったので、学んだことを意識しつつ目標に向かって自分と向き合っていきたい。