授業内容
【元採用担当目線の「刺さる」ガクチカ講座】
○ガクチカで重要な要素
・一から挑戦し、トライアンドエラーを繰り返すことでなにを学んだか。
少し珍しい体験をした、学生新聞をやっていた、とただ話すだけではガクチカにならない。同じ取り組みをしている人は他にもいるため、差別化を図るには自分の言葉が必要。
・経験を突き詰めて、自分だけのストーリーを、共感を得られるように話す。
型にはまったストーリーでは、何百枚ものESを限られた時間で読んでいる人事部員には引っかからない。(「バイトリーダーの法則」や「塾講師の法則」などと呼ばれてしまう)
○ガクチカの練りこみ方
・主観と客観を一致させる
「記者になりたい」気持ちを訴えるだけでは足りない。「自分は記者になるべきだ(ならなければならない)」客観的要素が必要。
・報道の本質を考える
「社会を動かしたいから記者になりたい」というよくある動機について…記者は活動家ではない、と指摘される恐れがある。報道は特定の対象の利益のためにあるのではない。
報じる⇒報道を知ったことによって人が動く⇒社会が変わる、が報道の一つの本質である。
・エピソードの典型化と個別化
特別な体験がなくても、典型的なエピソードをどれだけ画が浮かぶように詳細に書けるかが重要。自分がそこでどのように動いたかを入れて個別化する。
面接官の評価基準は様々。全員からまずまずの評価を受ける平均点タイプを狙うか、一人からの高評価を狙って個性的にするかは人それぞれ。
授業感想
耳の痛い話が多かった。学生新聞やマスコミアルバイトの経験を題材にすれば注目を集められると考えていたが、同じ体験をしている人が他にもいたらアピールにならないと聞き納得した。一方ありきたりな題材でも、書き方や組み合わせを工夫すれば「客観的」な要素を表現することが可能だという。練り込みを続け、自分だけのガクチカを追求していきたい。