【授業内容】

・学生の自己紹介

 一人ずつ前へ出て、簡単な自己紹介と「どんな記者になりたいか」を述べる。学生同士で質疑応答も実施。

 

・講師対学生のディベート

 講師から投げられた命題に対して学生が立場を表明し、それに対して講師が反論していく形式。

 例えば「世の中に『真実』は存在するのか」という命題に学生が「存在しない」という立場を取ると、講師が「存在する」という立場から論拠を述べる。

 ほかのお題には「野球場の本塁から伸びる2本の白線の内角は何度か」「テレビ、新聞、雑誌、インターネットのうち、速報性に優れているのは何か」などのお題があった。

 

・一億総発信時代の「メディア」の役割とは?

 情報が氾濫する現代において、メディアがどのような役割を果たしていくのかという問いかけをそれぞれ考えていった。

客観的な情報の格付けや、情報に付加価値をつける編集が重要になってくる時代であることを学んだ。

 

 

【授業感想】

・出欠や質疑応答の時に声が小さいことを指摘された。記者は前に出て、目立ってなんぼだと教えていただいたので、これから意識していこうと思う。

 

・ジャーナリストを目指すうえで直面するであろう簡単には答えの出ない問いについて、真剣に考えられたことが楽しかった。先生のおっしゃることに「なるほど」と思うこともあれば、すぐには理解できないこともあり、頭をとても使う有意義な時間だった。

 

・何百万人もの読者を抱える記者には、その時起こったことを伝えることが可能であり、つまり伝える責務があるという言葉が印象に残った。記者という職業がどんなものかについて、今一度考えるきっかけとなった。