授業内容

今回は一年生3クラス合同の授業で、ゲスト講師として自主マス出身の先輩二名にお越し頂き、貴重なお話を伺った。

一人目の先輩は、主にChatGPTを用いた企業分析の方法を教えてくださった。悪用が懸念されがちなChatGPTだが、ChatGPTを有効に活用することは就職活動をより効率的かつ充実させて進めるためのツールになると仰っていた。このような生成AIが進歩する以前の就活では、企業ごとの分析をする際それぞれの企業ホームページにアクセスしそこから深掘りをする、という手間と時間のかかる作業であった。就活本番時期になり一日3社ほど受ける日々が続くと、どうしてもこの企業分析にかける時間が削られてしまい、企業分析が段々疎かになりがちだったが、このChatGPTの進歩により、効率的に深い情報を得ることができるようになる、とChatGPTを活用することの意義を強く伝えてくださった。また問答用集のように活用することもでき、個人面接対策も可能で尚且つグループディスカッション対策もChatGPT一つでできると有益な情報を教えてくださった。ディスカッションテーマと人数、それぞれの意見を入力すると勝手にディスカッションを始めてくれるそうだ。先生は、その能力を活用してグループディスカッションが苦手な人はどういう立ち回りをしたら良いかを学べる、と仰った。その後は実際にChatGPTを使って記者志望なら取材の企画書、番組制作志望なら番組の企画書等それぞれの関心分野に合わせた企画書を制作し、互いに作成したものを見せ合う時間が設けられた。

 二人目の先輩は、コンサル業界やエンタメ業界等についてお話をしてくださった。最初は記者職をされていて、昔は朝5時に起きて外でお目当ての人が出てくるまで張り番をし、帰宅が0時を過ぎることが普通だったと仰った。AIとは違い、逆にこちらは効率重視というより情熱で向き合うことを要としているお話で大変興味深かった。マスコミ志望が多く集まる自主マスコミ講座で、コンサル業界の主な仕事内容等についてもお話ししてくださり、とても新鮮で貴重な機会となった。

 

授業感想

実際にChatGPTを使い、それぞれの志望する職種に合わせた企画書を制作する時間は、自分がこの業界で何に貢献しどんな仕事がしたいのかを改めて見つめ直す良い時間となった。さらに、同じ講座生の考える企画書はどれも本気が伝わるものばかりで、良い刺激を受けた貴重な機会だった。ChatGPTを上手く使うことで自分の思考力が深まるだけでなく、新しい視点も養うことができると知りAI時代を生きる私たちだからこそ、これを上手く活用することが今後就職を制する鍵となると感じた。

 そして普段あまりお話を伺う機会のないコンサル業界についてのお話を伺えたことが大変興味深かった。コンサル業界は、経営学部が学ぶような内容を仕事にしているという話が分かりやすくとても新鮮だった。先輩が講義の中で仰ったお話で最も印象に残っていることは、何か問いかけをされた際に真っ先に手を挙げることは、確実に良い印象を持たれるし覚えてもらえる、という話だ。間違えても良いから堂々と手を挙げ、自分を良い意味で主張することの大切さを学んだ。