【授業内容】

新聞社が記者に求める力は、取材力と筆力の2つであると学んだ。

取材力はニュースの価値判断や良いネタを取って来られる個性であり感性、筆力とは上手い記事を書くためのロジカルシンキングのこと。

面接の場では、10年後に2つの力を発揮できるという伸びしろを感じさせられれば良い。

 

ワーク:課題「水曜日に大企業の社長の取材を控えている。月曜日の今日は何をするべきか?」

 人物像の把握、新商品のチェックなどの案が挙がったが、重要なのは、何を載せるか考えて質問案を練ること。

経済面に載せる場合は、ニュースにするためにまだ誰もリリースしていない情報が欲しいので、それを引き出すために商品に関連する法改正や会社が関わっているスポーツイベントの話題も確認しておく必要がある。

 さらに、良い質問票をつくるだけでは不十分。当日、ブレイクスルーで場を和ませたり、相手の面白い話をより膨らませたりするセンス=取材力も重要。

 

新聞社の入社試験対策

テーマ作文:「長期金利」「値上げ」,ESの添削

 記者職は社会部志望で受ける人が多いため、試験ではあえて学生が詳しくないであろう経済系の用語がお題になることが多い。

〈ポイント〉

 分からないことを解説しようとするとぼろが出る。分からないことにどう対処するのかを見せること。

 知っている基本的な知識を活かしてコラムのように書くと良い

 序論:自分の話題

 本論:時事的な知識

 結論:自分の話で締める

 →対策:時事ワードをまとめたノートの作成

 

【授業感想】

 人数が少なかったため、全員が講師の方に質問したり、考えを話したりする時間を十分に取れたことが良かった。

自分は感性型の人間だと感じているので、ご自身も感性型だという講師の方の話は大変参考になった。

 同時に、不得手なロジカルの部分を伸ばしていかなければならないと気づかされた。

 また、ずっと社会部の記者を志望しており、スポーツや経済系の話題に苦手意識があった。

しかし、記事を書くには何事にも勉強が必要で、勉強していく内に必ず面白くなってくるから、消極的にならず好奇心を持って取り組んだ方が良いと教わり、はっとした。

 テーマ作文を書くのは初めてのため苦戦したが、コツを教わると格段に書きやすくなった。

2年生の内から実践的なことを学べる環境は非常に有難いと感じた。