1.授業内容
エンタメ業界、主に音楽に関する分野について基礎的なことから幅広く講義をしていただいた。講義の後半では短時間でグループディスカッションと個人ワークがあり、それぞれ発表した。そして最後に講評をいただいた。
① エンタメ業界とは
エンタメ業界は大きく分けて、芸能・映画・音楽の三部門で構成されているとのことだった。「エンタメ業界と言っても、さまざまなジャンル・職種があるから、一年生のうちに各社の特徴や力を入れているコンテンツの傾向を探るなどして、自分の目標を明確にした方がいい。」と仰っていた。特に職種に注目することは目標を作る上で大切とのことだった。
② サブスクの発展とCDの売り上げについて
エンタメ業界にとってインターネットの普及で大きな変化を迎えたが、「時代の波に沿うだけが正しいとは限らない」ということだった。例としてミュージシャンのアルバムを発売することが挙がった。以前はCDが大部分を占めていた売り上げも、今ではサブスク業界の発展によってその割合は傾いているとのことだった。しかし、実際は1つの商品で得ることのできる利益はサブスクよりCDの方が莫大ということだった。ただし、サブスクの発展によって音楽に興味を持つ人が増えていることから、各音楽関係会社ではどのように顧客を手にするか、そのためにどう宣伝するか、さまざまなアイデアが飛び交っているという。
③ グループワーク
テーマ「日本の音楽配信の売り上げを伸ばしていくためには(2分間)」4〜5人組
自分の持っている知識、経験をもとにアイデアを出し合っていること、ターゲットを明確に設定し、一貫性を持ったプレゼンができていた。
④ 個人ワーク
テーマ「自分の好きなエンタメ、流行っているエンタメを全力でプレゼン(1分間)」
1分間という制限時間があるにも関わらず、3分間も発表している人がいるなど、内容のまとまった発表があまりなかった。
2.まとめ
業界の根底から知ることや企業分析をすることで、視野が広がるとともに、客観的な考えを持つことができることを学んだ。しかし、それを言語化して伝える能力はまだ備わっていない人が多いようにも感じる。まだ1年生だからとは言わず、自分から積極的に行動を起こし、経験を重ねることが大切だと思った。