〇授業内容

広告会社でご活躍されている講師をお招きし、『広告(仮)の仕事ってちょっといいかも』をテーマに講義を進めていただきました。まず、アイスブレイクとして「あなたのイチオシコンテンツを全力でおすすめしてください」というテーマで、2人1組になってワークを行いました。ここでは、相手がどのようなものを欲しているのかを意識して題材を決めたり、相手が喜ぶような内容でプレゼンをしたりすることが広告の仕事においても就活においても大切であるということを学びました。次に、広告代理店の中でも、会社ではどのようなことが出来るのか、各広告代理店では何が違うのか、どのような人材を求めているのか、など詳しいお話を伺いました。会社では、“広告(仮)の仕事”とテーマに組み込んでいたように、広告だけに収まらず、様々な内容を世界各国で行っているということも情報として得ることが出来ました。最後に、グループワークとして、ある飲食店の「売り上げを増やすアイデアを考え、15秒の動画素材(CMのような形式)を作ってみよう」というテーマで、4~5人のグループでワークを行い、最後に上映会を行って、講師からフィードバックを頂きました。このワークでは、クライアントの問題点とあるべき姿のギャップを埋めることが出来る、新しいアイデアを想像できているのか、また、アイデアを選ぶポイントに関しても教えていただきました。そして何事でも、タイムスケジュールが大切であるということを改めて感じ、ワークを円滑に進めるためにも、一人ひとりがそれぞれの役割を確実に果たすことが必要であると学ぶことが出来ました。

〇授業内容で良かった点

前半の座学の中で、「マスコミとは何ですか?」という質問を講師が講座生に投げかけてくださり、何人かの講座生が質問に答えたのですが、ほとんどの講座生が「非特定多数の人に情報伝達をすること」というような手段について説明をしていました。しかし、講師はこの手段が目的ではなく、本質は何かをとらえなければならないという主旨の話をしてくださり、「目の前にいない“相手の心を動かすこと”」が本質であるということを学ぶことが出来ました。また広告会社の仕事は「人の心を動かすシゴト」であり、商品やサービスの“価値”を伝えることで、人の心を動かしたり知ってもらったりという、就活もよく似た内容であるという気づきを得るきっかけとなったと思います。

また、動画制作をワークで行った講義は初めてだったので、新鮮な気持ちでワークに取り組めたという講座生の声も聞かれて、大変良かったのではないかと思います。