授業感想

 本日は新聞で編成記者、人事を担当してきた講師の先生にご講義いただいた。

 就活、社会において、必要なことを教えていただいた。それは社会を知るということだ。

 我々は就活をし、社会の一員になるにつれて様々な情報を得なければいけない。

 自分中心の世界で、自分とカルチャーが近い人間とだけかかわるのではなく、社会では自分と共通した部分がない人間ともかかわっていかなければならないからだ。

 しかし、ただありふれた情報をむやみに得てはいけない。現代は誰もが情報を発信できる時代である。間違った情報であるフェイクニュースや、著名人が発信した情報が大きく伝えられる。SNS上のニュースは正確性に欠けるものが多いのだ。

 また、ネットニュースで自分が興味のある内容だけを閲覧することもよくない。視野が狭まってしまう。我々に必要なのは正しい情報を多く幅広く知ることなのだ。これに適しているのが新聞である。新聞は知的インフラである。質の高い情報、誰かにとって必要な情報をわかりやすく正確に高い密度で伝えている。そして新聞がネットニュース、SNSと大きく異なるのは、編成されているということだ。新聞は様々なニュースを含めて構成しているので、SNSのニュースの羅列よりも幅広い情報を理解することができるのだ。

 興味関心の幅が広く深い人材を社会が求めている。物事を語る際、肯定的な意見と否定的な意見のどちらの側面を考えて論じなければいけない。なぜその立場をとるのか。残念ながらSNS上の意見は理由のない主観だけの言葉が多くあふれている。自身で物事の本質を見抜き、どちらの側面も理解したうえで「私はこう思う」論述できなければならない。これはニュースを伝える際の本質である。読者が求める1番のニュースを正しく伝えたうえで、意見を述べることが新聞の一面である。そこでコンテンツを生み出す側に回りたいと考える我々も見出しを考えてみた。隣の生徒に質問をしてキャッチコピーを考えた。

 結果、自身が考えたキャッチコピーより良いものができた。当たり前のことだが、他人のほうが自身を客観的に見ることができているのだ。これと同じことが新聞社で行われている。記事を書いた人間が見出しを考えないということだ。記事を書いた人間はそのことについてわかりすぎてしまっているのだ。わかりやすく伝えるには客観性が必要だと知った。

最後に、「あなたのいいね。はみんなのいいね。であってほしい」と述べられていた。私が重要だと思うことは全員が重要であると思ってほしいということだ。そのためにはやはり、正しい情報を幅広く多く得ることが重要だということだ。