l 講義内容
簡単な自己紹介の後、記者会見模した実技
殺人事件の簡単な情報のみが広報資料として与えられ、それを基に先生がそれぞれ成り切った警察・被疑者の関係者・被害者の関係者に対し順に20分ほどの時間で記者会見を行った。記者会見で得た情報を駆使し、400字から600字程度の記事を書く。そして最後にそれを先生が講評していく。
l 授業感想
2回連続で新聞社の方の講義であったが、前回とはまったく違う講義でとても有意義な時間であった。
事件が起きたと想定して行った記者会見の実技はかなり難しい印象を受けた。
質疑応答では実際に記事に書くことや読者が欲しい情報を引き出すことを考えたうえで行わなければならず、さらにそれを考えている合間にも時間が進んでしまうというもどかしさがあった。
質問が途切れてしまうとその時点で記者会見が終わってしまうので、途切れさせないことを念頭に置きながらよい質問を考えなければならない難しさを知ることができた。
質疑応答を踏まえたうえの記事の執筆は400字から600字程度という制約のもと行わなければならなかった。
記者会見で得た情報は思ったより多く、それの情報をそのように取捨選択していくかということが主な課題であった。
2人の関係者の発言から事件の可能性や憶測がかなり進んでしまい、それを記事に盛り込むのか頭を悩ませる人がとても多かった。
今回の講義での主なテーマは先生が最初に言っていた「自分が見ていないことを見ていない人に伝える」と感じた。
これはどの業種でも欠かせない能力であり、マスコミが存在している理由であると考える。
この講義を通して何かを伝える仕事の重要性を再認識することができた。