【講師】
⼤⼿企業の取締役社⻑
⾃主マス卒業⽣ 3名
稲増名誉教授
【授業内容】
「企業側の⽬線や⾃分の魅せ⽅について」
① リベラルアーツとコアコンピタンス
採⽤側が学⽣等に求めるものは企業研究や過去現在に対する知識ではなく、⼀般教養つまりリベラルアーツである。
⼤学が専⾨学校化している今、特定のモノにと らわれる学⽣は多くいるが、実はそうではなく、多⾓的な視野を持ち、⾃分たちが企業の未来を作っていくという意識が必要不可⽋である。つまり、テレビで今、放送されている番組を⼤きくしたいなどの考えは、就活の際に全く通⽤しない。
軍のヘルメットを作っていた会社が例として挙げられた。その企業は、時代の流れとともにボールペンのフェルト部分の製造で第⼀線を⾛るようになり、さらには医療機器の製造に事業を展開している。このように、⻑年第⼀線で活躍できる理由は、コアコンピタンスを少しずつ掘り下げ、⾃社の強みや将来性を理解したからこそだ。
そこで私たち学⽣が考えるべきことは、5 年後⾃⾝の願望ではなく、50 年先の企業の未来に視点を向けることである。そして企業のコアコンピタンスをどのように理解し、ノウハウをどのように活⽤できるかが今後求められるのであろう。
② ⾃主マスのあり⽅
将来⼤成するための⼼構え
8⼈組を作り、各組代表者が壇上で⾃⼰PR を⾏った。その後講師の⽅から講評をいただいた。
採⽤⾯接の際は、名前ではなく話のテーマやキーワードで⾯接官の記憶に残せるかが勝負。そのためには⾃分なりのフックを作ることが⼤切。今のうちに誰とも被らない強みを探し、それを伝えられる能⼒を⾝につけるべき。
⾃主マスでの活動は横のネットワークが膨らむだけでなく、⾃⼰向上⼼を鍛える場所でもある。その輪の中⼼で仲間から注⽬され交友を深めること、必死に努⼒することが⼀番⼤切。そして、枠に捉われず挑戦し沢⼭失敗することが将来に役⽴つはず。
【授業感想】
代表者 17 名の⾃⼰ PR を聞く上で、印象に残った学⽣の発表はそれぞれフックがあるように改めて感じた。
講評で賞賛される発表もあり⾃信にもなった。
しかし、テーマが被るものも多く、⾯接官の印象に残る発表にはまだ遠いように思えた。
今回テレビ局等で活躍される⽅々から直接お話をいただいたことは、私たちの⼤きな財産になった上、⾃主マスでの今後の活動における私たちの⼟台となったと思う。