【授業内容】

 最初に新聞の仕事について生徒が講師の先生に質問を聞きました。続いて今回の授業のメインで、3人1組のグループを作り、値上げや物価高について大学周辺の街の人やお店の人や家族にインタビューするフィールドワークを行ったり、インターネットを使って現在の値上げについて調べました。そしてそれらを1人200文字以内で文章にし、3人グループでそれぞれの文章を合わせて一つの記事にして全体に発表を行いました。

 

【授業感想】

 この授業では大学の外に出て、現在世の中で問題となっていることを自分たちで実際に街の人やお店の人にインタビューすることで、新聞記者が実際に行っている仕事を経験することができたのはとても良かったです。また、顔も知らない街の人やお店の人にインタビューすることはとても難しいことだけど、この授業ではほとんどのグループがインタビューに挑戦していて、春学期より実践的な授業ができてよりレベルの高い授業ができました。また、インタビューだけでなくSNSを使ってアンケートを行い記事を作るグループもありました。活動の開始から全体発表が1時間30分という短い時間の中で与えられたテーマに沿ってそれぞれのグループで誰にどんなことを質問するか考え、実際にインタビューをし、記事の順番の構成を考え、全体に発表をするということを行うことはとても難しいことでしたが、どのグループもしっかり最後の発表までできたことは良かったし、講師の方も「全員がここまでできてすごかった」とおっしゃっていて、今回の授業は普段なかなかできないことを経験できました。3人で1つの記事を作るとなると1つの記事を作ることが難しく、特に実際の新聞記事のような文章を書くのが難しいと感じた生徒が多かったです。また、記事の最後の1文の上手なまとめ方が分からず苦戦する生徒もいました。実際にスーパーに行って買い物をしない生徒がいて、テレビでは物価高が報道されているが買い物をしていないから実感がなかったが、実際に街の人やお店の人にお話を聞くことで、物価が上昇しているのは本当に起こっていることなのかと身をもって知り、今回の経験から物価上昇だけでなく様々なことに触れておくことは大切だと感じた生徒もいました。授業内で講師の方は「取材は準備が大事」とおっしゃっていて、多くの人が注目する記事を作るために取材する会社や人物についての理解や「何を聞いたらたくさんの人が注目する特ダネ記事を作ることができるのか」を前もって構成を行っている話を聞いて、いかに新聞に載る記事までの過程が大変であり、多くの人々が食いつく内容を見つけるのが大変なのが分かりました。またこのような実際に街の人やお店の人にインタビューしてみる機会があればいいなと感じました。