〇授業感想
講師先生から「昨今SNSやネットーニュースで情報が溢れるなか、なぜ『新聞』というメディアが存在し、ニュースを読まなければならないのか」について教えていただきました。
SNS時代の現代、自分好みにニュースはカスタマイズされ、エコーチェンバー現象によって感情が増幅された情報が多く流れている時代にこそ、社会共通の話題が必要であり、「常識」を身につけ情報を俯瞰して接することが必要だと伺いました。
また、これから就活や就職で社会と関わる際、自分で考えて行動するということが大切になり、答えのない場面において自分なりの答えを見つけ出す場面でも、新聞で集められる情報とは重要になってくるそうです。
さらに、人事経験から「就活に際して社会が求める人材」についてご教示いただきました。自分の興味を深掘りするのはもちろんのこと、世の中の自分とは関係のないニュースにも関心をもち、知識として蓄えることを大切にするべきだとおっしゃっていました。「ガクチカ」を作っていく上でも、社会で必要とされるような個人としてベスト尽くせることやチームと協力できること、そして失敗しても教訓を得て成長することを目指すことを大事にすると良いことが分かりました。
実際に学生らで、新聞の見出しを考えてみるアクティビティが非常に印象に残りました。文字数の制限がある中、火事のニュースや身近なアニメのニュースなどに見出しをつける作業は非常に頭を使い、日常的に見出しをつけている新聞社の方の凄さがわかりました。
学生が考えた見出しの中には、編集局で見出しをつけていた講師の方が唸るほどの秀逸な見出しがでてくるなど、自主マスのレベルの高さがわかる場面もありました。それに付随する形で、隣に座る同級生を取材し、各々の特徴がわかる見出しをつけるアクティビティも大変面白かったです。授業内でのリアクションの際に先生は、「Comment Screen」という、学生がスマホで打ったコメントがパワーポイント上に流れるツールを用いて授業を行ってくださいました。匿名でコメントを送れるという特性から、多くのコメントが寄せられ、非常にアクティブな授業ができたと思います。