授業内容
最初に講師の経歴を紹介していただきました。自分自身が育った環境、記者になるまでの自分のストーリーをお話ししていただきました。「報道コースは、視野が広いコースで、報道に携わること以外にも面白さがある。」という言葉が印象的でした。
次に、記者のロールプレイイングのようなものを自分の自己紹介を題材に行いました。各人が自己紹介を一分ほど行い、その後質問タイムを一分ほど設けます。そこでは、その人を深掘れるような質問を自分で考え、質問を行います。最後にその人の自己紹介に見出しをつけるというものでした。このゲームでは、その人を深掘りできる質問を考えることに難しさを感じました。表面的な部分だけではなく、なぜこの人はこれが好きなのだろうか、どういう性格を持っているのだろうか、そのようなその人の芯となる部分を引き出すこと、また引き出せるような質問を瞬時に考えることが非常に難しかったです。
最後に、野球場のマウンドの角度は何度かという問題を提示され、記者として一番求められていることを説明されました。野球場のマウンドの角度は下から見るか、上から見るかで違う角度に見えます。それに関連して、自分がどこから見るかで世の中にある事柄も見え方が変わってくるということ。つまり、記事というものは、その人が持っている価値観、標準で書かれるということ。記者の人に一番求められることは、自分自身の常識がしっかりしていることだと学びました。
最初の授業ということで、緊張している中、ユーモアを織り込みながら、それでいて非常に学びの深いそのような講義だったと思います。