〈授業内容〉
①講師による雑誌編集や取材についてのQ&A
②作文執筆「今日朝起きてから今までに一番驚いたこと」(30分で400字)
③発表と講評
①では、取材の際に「規制線の向こうに行き、いかに自分にしか話してくれない事を引き出すか」という言葉が印象的だった。これは出版や記者に関係なく、メディアの仕事の本質的な部分であると感じた。
②では、
・五感で感じさせるメッセージ【言い換えを駆使して映像化できる文章を】
・固有名詞+数字【読者に「?」を与えない】
・書き出し3~5行で心を掴ませる【餡子を頭に】
・一点豪華【1~10を書くのではなく5を山場にして面白く残らせる】
を作文のポイントとして教えていただいた。今回は字数制限が400字で短かったため、起承転結や山場、状況説明の文章の量の調節が課題だと感じた。
③において特に多かった指摘は、
体験+αの気付きが乏しくエピソードの肝がない⇒感想だけでなく自分なりの考察を入れるなどして、「自分が何者であるのか」という裏のメッセージを心がける
書き出しが安直である⇒「こういう書き出しを他の人はしないだろうな」を意識する
であった。また、エピソード自体は日常的な小さいものだが、自分の考えを入れたことで大きなテーマに変換できていた講座生がいた。間接的にその人のものの捉え方や視点をアピールできていて凄いと感じた。
メディアに携わる人間のマインドとして「驚きを誰かに伝えたい・喜んでもらいたいと日常をコンテンツ化できる人間」だと教えていただいた。そして「作文においてその人の武器は読み手に想像させるもの」という言葉を自分なりに咀嚼する事が今後の課題となった。