授業内容

1、EUについての発表・講評

事前に与えられていた「EU」というテーマで、145人のグループで、各15分間発表した。EUのこれまでの歴史的背景と現在の問題点、移民問題、EU離脱したイギリスの国民投票、EUと地域統合という題で、それぞれプレゼンした。

講評として、発表の統一感がないとご指摘いただいた。全部の班を通してEUを説明できるよう、発表順もテーマを考得ながら熟慮する必要がある。またテーマを与えられたとき、「なぜこの問題が起きたのか」、さらに文化的・歴史的な背景の大きさを意識することの重要さを説明していただいた。

 

2、ネット事業の取り組み

新聞の購読者数やテレビを見る人が減っているなか、新聞社やネット媒体のみのメディアの現状とネット事業の取り組みについて教えてくださった。

ここ10年間、ネットの普及により速報性が重視されるようになった。ある企業はネット事業として、ストレートニュースを項目ごとにまとめているWEBニュースがあり、常に情報を更新している。他にも若者向けのコンテンツとして、ウェブ限定の特集を掲載している。

テレビニュースと比べたネットの利点として、ハードルが低く様々なテーマに取り組めること、ターゲットの範囲を自由に選択できることがある。最後に鈴木さん自身は、コンテンツがどんなものでも中身が良いものであれば見てもらえるという考えを話していただいた。

 

3、小論文練習

「逆境と順境」というテーマで、60分間800文字で小論文を書き、講師先輩含め全員で回し読みした。

冒頭、作文と小論文の違いの説明があった。前者は結論を求めないのに対し、後者は自分なりの結論を導き出す必要がある。学生は専門家ではないため、結論は相手が納得できるように、自分の経験とそこから考えたことを伝えなければならないと教えていただいた。

講評では、まず時間内に800字を書ききること、誤字脱字を無くすことが必要不可欠と話されていた。小論文のテーマについて、今回のように2つの言葉を対比させるものと、自分の1つ弱点をあげて語るものの2つが主に挙げられる。それぞれの対策を、自分が書ける内容を2つ事前に準備しておいた方が良いとアドバイスしていただいた。

これまで授業内で作文を書く機会はあったが、小論文はおそらく初めてだった。テーマが聞きなじみのない言葉であったこと、自分なりの結論とそれを支えるための論旨展開を考えるのが難しく、非常に勉強になった