講義の主な内容としては、街頭インタビュー取材を通して、記事の編集を行いました。取材を始める前に、取材のコツについていくつか教えていただきました。一つは取材をする際、どこの誰が喋ったことなのかを明確にするということです。やはり記事を書くうえで、内容の信ぴょう性を明らかにしなければならないという点で重要だと考えます。また、取材相手がどういう返答をしてくれるかについても、事前に考えながら行うべきだということも教えていただきました。さらに、10メートル前から取材したい相手と目を合わし、「1分でいいので取材お願いします。」というやり方をやっている記者の方もいると聞き、とても勉強になりました。

今回は3人グループを作り、2020年法政大学をテーマに取材を行い、記事を作成しました。自分たちは「法政大学市ヶ谷キャンパスの工事について」をテーマにしました。このテーマにして感じたのは、意見があまり分かれなかったということです。もともと生徒たちは、工事について興味関心を抱いていないため、似たような回答結果が得られました。このことから質問内容を工夫しなければならないということが分かりました。今回の取材では、記事に載せる写真1枚も選びました。全体像の写真を撮るコツとして、上から俯瞰したものか、下から上を見上げた写真が良いということが分かりました。そして写真を使う際は、人が移っていることも重要であることが分かりました。人が映っていることにより、普段の様子などが読み取りやすくなるためです。

ほかのグループのテーマは、喫煙について、五輪ボランティアについてなど2020年を意識したテーマが多くみられました。最後に記事を書く際のポイントを指導してくださいました。かぎかっこは多く使いすぎずに書くことです。多く使ってしまうと、情報量が多くなり伝えたい内容が伝わらなくなってしまうからです。また記事を書く際、何が起こったのか、どこで起こったのか、いつ起こったのかを明確にすることです。一つ一つの塊に、肉付けをしていく形で構成されているのだと理解しました。

普段は雑学や教室内でのグループワークが多かったため、今回のような教室を出ての取材活動はよい経験になったと思います。