授業内容

 

1、自己紹介

 

集団面接での自己紹介を想定し、1分を目安に行った。自分の経験やこれまで大切にしてきたことをもとに構成し、ゆっくりした話し方と目線を意識して行った。その後アドバイスを2ついただいた。

 

まず「自己紹介=代名詞」ということ。1分という限られた時間の中で話したことのうち、相手が覚えられる情報は多くはない。印象を残すためには自分を一言で表すのも戦略の1つとして有効である。

 

次に話し方だ。相手が聞き取れるようなゆっくり・はっきりした話し方に加え、雰囲気も意識する。話す内容はもちろん重要だが、それだけでなく表情などからにじみ出る雰囲気も人柄を表す重要な要素である。新聞社では自己紹介の機会が少ないが、民放や一般企業では頻出の項目であるため対策が必要なことを教わった。

 

その後、講師の方のこれまでの経歴と記者として働く思いを話して下さった。

 

 

 

2、作文・小論文 

 

まず作文と小論文の違いを教えてもらった。その後「自」をテーマとし80060分間で作文を書いた。書き終わると全員で円になり、それぞれ1分間で回し読みを行った。その後の講評ではアドバイスを2ついただいた。

 

1つ目は冒頭の重要性だ。最初の4分の1で読む側に「この人は何を書くのだろう?」と期待させるような文章にしないと読んでもらえない。

 

2つ目は作文練習だ。作文は数を重ねればだれでも書けるようになる。過去問などを参考に自分たちでテーマを決め、時間を決めて作文を書き、仲間同士で見せ合うという訓練を積む必要がある。書く内容についても事前に使うエピソードを2つほど決めておくと、どんなテーマでも対応できる。そのためにも自分の経験を分かりやすく伝えること、そのエピソードがどの時事問題とつなげられるかも考えなければならないと教わった。

 

 

 

3、個別質問

 

講師の方と先輩2名のもとへ、個別に質問した。講師の方へは現場で働く記者としてのお話を、先輩方へは今の悩みや就活の進め方やインターンについてなど、各自自由に質問した。

 

 



同期18人の作文を回し読みすることで、採用側の気持ちも体験できたことはよかった。それぞれを1分で読むのは、想像以上に頭を使い疲れる作業だった。採用側はこの数十倍の数の作文を短期間で読まなければならない。読んでもらえる文章になるよう工夫するのは難しいが、必ず意識すべきことだと痛感した。