授業内容

 

 まず講師の方に、自己紹介を交えながら記者とアナウンサーの仕事内容や局に所属する場合とフリーアナウンサーの違いについて教えていただいた。加えて、自己PRでは経験だけでなくどんな視点を持つかも大切だということも学んだ。次に学生が将来の夢をテーマに自己紹介を行った。ここでは今後就活を進めていくうえで原点となる率直な思いを引き出していただいた。

 

授業の後半は番組制作のグループワークを行った。1グループ3人、3~5分でテーマは「今興味があること」。条件として①興味深いと思わせること、②どんな質問にも対応できるようにすること、③公平で中立な立場であること、が挙げられた。活動の目的は「裏方の人に思いを馳せる」ことであり、これらの条件は実際の現場でも同様のことが言えると考える。講師の方はどのグループにもプロの視点でアドバイスをしてくださり、求められるもののレベルの高さや作り上げる難しさを、身をもって学ぶこととなった。普段何気なく接している物事でも視点を変えれば伝えるべきことや新たな発見があるとわかった。授業全体を通して「率直さ」と「視野を広げる」ことの大切さを学んだが、一方で公平性とチャレンジ精神について指摘を受けたことが今後の課題である。

 

授業内容でよかった点

 

 まずは出演者と裏方双方の努力を知れた点。普段の生活や授業では自分の得意分野、関心のある分野に関わることがどうしても多くなってしまうが、少人数のグループだったため誰もがどちらの役職について考えることができたのではないか。そして一人一人がテーマを持ち寄ったため、多くのトピックに触れられて知識の幅を広げる良い機会になったと思う。また、質問が活発で、授業前半では打ち切りの形になった。授業後の質問者も多く19時過ぎまで対応していただいた。