今回の授業では、コーチングという職業をなさっている先生による、コミュニケーションの授業であった。生徒のコミュニケーションに関する質問に対し、先生が返答するという授業形式で、多くの生徒が疑問や悩みなどを先生にぶつけ、コーチングという職業をなされているからこそわかる、新しい視点を生徒全員、獲得できたと思う。 

具体的な内容は、現在、企業は新入社員に対して、コミュニケーション能力があることを重要視しており、学力よりも優先される場合があるという。では、コミュニケーション能力の定義とは何かというと、視点の数が多く、自分との違いを埋めることができる能力(違いを理解しあう能力)であるとおっしゃっていた。決めつけが多く、人のことをジャッジするような人ではなく、「なぜこの人は○○であるのか」のように、自分が苦手と思う人でも違いを理解し、コミュニケーションをとることが大切であることを学んだ。また、コミュニケーションと関連付けて、「自分らしさとは何か」や「自分のことをうまく伝えるためにはどうすればよいのか」など、様々な種類の質問がでて、先生もわかりやすく、丁寧に答えてくださり、とても有意義な授業であった。

 

授業の良かった点は、実際に、マスコミの就職の際に避けては通れない面接に関する知識を身につけることができ、どのようにふるまえば面接官に選ばれてもらうのかという知識を身につけることができたことである。具体的な例を挙げると、インパクトや「チラ見せ」をして、面接官に興味を持たせたり、面接官がよく使う言葉を使ったり面接官の偏見に共感したりして、「この人は私のことをよく聞いてくれるのだな」と思わせることが大切であるということなど様々なことを学ぶことができ、面接や日常生活で活用できそうと感じた。