【授業内容】
はじめに
「自分の中の旬の人物」というテーマで簡単な自己紹介を行いました。
家族からメディアで見かける人物まで、幅広いジャンルから今自分が気になっている人を選び、発表に対して、1人ひとり丁寧なフィードバックをいただきました。
講座の後半では、事前に出されていた課題のプレゼンを行いました。課題の内容は
「20代にベストセラーの可能性がある出版企画」
各自、考えてきた企画内容を8つのグループに分け、各班でひとつのアイディアを選出し、最後に全体に向けて約5分程度でプレゼンしました。全ての班のプレゼン終了後、どの企画が1番優れていたか、コース全体で評価しました。
【授業感想】
新規の学生もいるなか、課題がある授業は今期はじめてでした。しかし、どの企画も念入りに考えられたもので、皆刺激を受けることができたと思います。1から自分で計画することで、その企画にかかる予算や予想されるトラブル、価格の設定の仕方、宣伝の方法、今までは見ることのなかった作り手としての側面に向き合えた課題だったので、よい勉強になりました。
自分のやりたいことではなく、お客様の立場になって商品を考える難しさ、一生懸命考えても、類似した既存商品との競争問題、企画の矛盾性など、まだまだ改善しなければならないことがたくさんあることにきづいた講座でした。
講師の方からだけでなく、学生同士でもフィードバックを行ったため、想定していなかった質問や改善点をもらうことができ、人に意見をすることで、改めて自分の企画の未熟さを再確認する場にもなりました。また、「このような考えもあるのか」という、新しい価値観を学ぶこともできました。
「自分の中の旬の人物」というお題での自己紹介では、一見簡単そうに見えるテーマのなかから、実は聞き手が「この学生はどんなことに興味を持っているのか」ということを知るための参考にしていることを知ることができました。ただ単純に出来事を述べるのではなく、そこから自分はどう感じたのか、次に生かせることはないか、新しいアイディアを出せる力も見られていると知りました。