<授業内容>
講師の先生からの講義、次回からの流れの説明など
<授業感想>
先生の多彩な知識から生まれるさまざまな考えを伺えたことがとてもよかったです。
特に、先生が記者を目指した原点とおっしゃっていた
「世の中のなぜに答えること」
「主張するすべを持たない人の代弁をすること」
という2点が心に残りました。
世の中で何か自分の考えを主張できる方法を持つことができる人はどうしても限られています。
一芸に秀でていたり、顔が良かったり。
しかし、記者という職業は、そのようなずば抜けたものがなくても、記事という「自分の考えを広く伝えることができるもの」を持てるでしょう。これは、素晴らしいことであり、責任を持ってまっとうしなければならないと考えさせられました。
私もマスコミ、記者を目指す上で「ひとつの職業につく」ためにどう過ごすかということ以上に「これからの人生をどう生きるか」という心持ちで、これからの1年間どう過ごすか考え、行動していきたいと思います。
また、教えていただいたジャーナリストの3要件
「健全な相対主義」
「適度の懐疑心」
「『鳥の目』と『虫の目』」
は、大変ためになりました。これから取材をしたり、記事を書いたりしたいと考えている身としてだけではなく、一個人としても一生忘れてはいけないことだと感じました。誰かが話したことやどこかで起こった出来事を世の中に代弁して伝えるという仕事は大きな責任が伴うことだと思います。その仕事を責任感と正義感をもってやり遂げるために、自分に自信を持ちすぎることなく、多くの視点や相手の存在を大切にして、出来事に向き合い、世の中に発表していくことを大切にしたいです。
そして、先生の読書から得た経験や考えは、本当に多岐に渡っていて、興味深い話ばかりでした。「知的職業に携わる限り、常に勉強。取材する相手が10年、20年やってきたことを数日の取材で批判などをするのだから、少しも休む暇はない。」とおっしゃった言葉は、先生の知識量の多さや様々な引き出しを持っていらっしゃる様子からとても説得力を感じました。
まだまだ未熟な私ですが、大学生活でしっかり学び、その興味は社会人になってからも積極的に生かし、学び続ける人生にしたいと思いました。