<授業内容>

1.就職活動の作文

 就職活動の作文は、無数にある言葉を使い、バランスよく組み立て、相手に伝わるように書かなければならない。

 「相手にどのように伝えるか、伝わるか」

を考えながら組み立てて行く必要がある。

2.何を試されているか

 ・総合的な知識

 ・論理的思考力

 ・文章力

 ・一般常識

 ・情報収集力

 ・コミュニケーション能力

 ・性格、人となり

 ・思いや情熱

3.作文と論文の違い

 作文

「自分の体験やあるテーマに対する感想や感情をまとめたもの」

 論文

「あるテーマに対する自分の考えとその根拠を論理的に書くもの」

4.基本ルール(注意点)

 ・文字と時間の制限

 ・誤字、脱字、言葉の説明をしない

 ・段落を作る 

 ・原稿用紙の使い方

 ・タイトルと内容の一致

 ・文体の統一

5.作文の構成

 ・四部構成「起承転結」

 ・三部構成「序論、本論、結論」 

6.「悪文」から学ぶ

 ・一文が長い

 ・主語と述語のねじれ 読点の不適切な使用

 ・「思う」「の」多用 

 ・同じ文末の連続

 ・指示語の内容が分からない

 ・接続詞の多用

 ・二重否定

7.良い作文を書くコツ

 ・自分にしか書けないものを書く

 ・書き出しの一文目に命をかける

<授業感想>

 就職活動においての作文はどのようなものなのかを、丁寧に教えてくださりとても分かりやすかった。

 悪文の例を実際に自分で添削してみることで、構成がおかしかったり、意味の読み違いががあったりと気づかされることが多くあった。

 講師の方の添削は、シンプルながら惹き付けられる文章で参考になった。

 相手に伝わるように書くのがいかに難しいか実感した。

 

 新聞、出版社、マスコミ以外の仕事にも「文章を書く能力」は必要である。今回の授業内容を身につけることができれば大きな武器になると思った。