授業日 5/19
授業の構成と内容:
① 講師への質問、先輩方の就活についての体験談等
② 面接を意識した自己紹介
③ 講師による記者とは何かについての講義
勤務先についての話や先輩方の就活についての話では、あらゆる視点からお話ししていただき、これからの参考になる点、または失敗談や苦しかった話から学んだこれからの注意する点をおさえた。
基礎コースの頃から講師や先輩方のお話を聞いていたが、「もうすぐ就活が始まる」ことと、よりコースが分けられたことで「専門的な話」が多くなり、より現実味のある深い話ばかりであったのは印象強い。
次に行った自己紹介では、面接を意識し目の前に面接官がいることを想定して、内輪ネタなどは全て禁止。初めて会う人に自分とは何者か説明する自己紹介を要求された。
またこれは、自己紹介と同時にその話をしている人以外は白紙にその自己紹介をした人の第一印象を書いて渡すのがルールとなっている。そこで、各々「自分の考えていた自分」と「他人が見ている自分」とのギャップを感じた人が多いのではないだろうか。
私も、明るい印象を持ってもらおうと元気よく声を出してハキハキと内容を伝えられるように話そうとしたのだが、逆に一生懸命に内容を伝えようとしすぎて、すごく真面目で固い印象を持ったと書かれていることが多く、「自分と他人の感じ方の違い」を考えさせられた。
最後の記者とは何かについては、これから「1億総発信時代」という誰でも情報を発信できる時代に入り、名乗ろうと思えば誰でも記者になれるというお話をしてくれた。情報のデジタル化によって、情報の量、質、速度が飛躍的に向上した現代。講師のお話にもあったように多くの人が情報を発信できるようになったからこそ、新聞社やテレビ局にいるマスコミの記者たちの役割が薄れたのではなく、逆に、信頼された会社の記者たちの役割が重要になってくるというお話があった。
自分、個人の考えとしては、そういった事件の目撃者などがSNSなどを使って情報を発信できるからこそ便利で素晴らしいことであり、事件を目撃せず現場を取材し記事を書く記者よりも遥かに価値があるように思っていた。しかし、たくさんの人が発信できるからこそ発信する「責任」というのが伴わない形で発信できるようになってきており、受け手がもはやそれを取捨選択できなくなっているとのことだ。だから内容を見るだけでなく、どこの誰が情報を発信しているのか、記事を書いているのかというのが求められるのだとおっしゃっており、「大手新聞社で記事を書く」理由になるのではないかという講師からのお話があり、新たな視点を得られたと個人的には感じた。
これから記者とは何なのか、記事を書くことはどういったことなのかを考えたことで、改めてなぜ新聞記者になりたいのか、テレビの記者職に就きたいのかを原点回帰できた。これからのESや面接の志望動機や自己PRなどにつながっていけるように、精進していけたらと思う。