1年基礎コースB 授業感想
〈授業内容〉
まず講師の先生の自己紹介から始まり、その後クラス全員で“リレー面接”というものをやりました。これはクラス全員で同じ架空の人物の面接を行い、前の人が言った情報と矛盾しないように大橋様の質問に答えるというものです。次にマケドニアのフェイクニュースの記事をもとに、「私たちの目指しているマスコミ業界とは何なのか」について考えました。ギリシャ哲学の話や、先生の様々な体験談、いろんな資料を参考にして内容の濃い授業となりました。最後に生徒の質問に答えていただき、授業は終了しました。
〈授業内容で良かった点〉
授業内容の前に講師の先生の講義を受けられたことが本当に良かったと思っています。最初の“リレー面接”では、一人一人が少しずつ架空の人物にふさわしい情報を付け足していきました。生徒それぞれの考え方で作り上げていった人物は、この基礎コースにいてもおかしくない人物でした。今の私たちのマスコミに対しての考え方や意識がこの人物に反映されていて、非常に興味深い面接でした。
今回も生徒がどんどん意見を発信していて、とてもいい雰囲気であったと思います。マケドニアのフェイクニュースを取り上げた授業では、フェイクニュースを発信する少年と私たちが目指している職業は何が違うのかについて議論が白熱しました。講師の先生はいろんな質問や意見を広げて1の議論で10の情報を教えてくれました。このような授業展開は自主マスでしかできないことであり、とても刺激的な授業でした。
ギリシャ哲学の話では、事実はものの見方や表現の仕方によって変わるということを学ばせていただきました。私たちが“事実”と思って表現したことは、ほかの角度から見た人にはフェイクであるかもしれない。非常に考えさせられるお話でした。
「就職先としてのマスコミ業界」という資料にはマスコミ業界に入るための条件や採用ポイントなど、この業界のノウハウが記されていました。まだ1年で具体的な目標が定まっていない段階において、このような情報を提供してくださったことに感謝しています。