11月14日 「落語鑑賞」2年新聞・出版・放送・広告合同授業

〈授業内容〉
1.小噺

2.落語
『桃太郎』
親が桃太郎の昔話を息子に聞かせることで、息子の返事から昔と現代の子供の違いを表した。

『目黒の秋刀魚』
当時、秋刀魚は庶民が食べるものであって大名は食べることは無かったのだが、目黒に散歩へ出かけた時に大名は腹を空かせたので、百姓から秋刀魚を恵んでもらい、それからその大名は「秋刀魚は目黒に限る」と公言してしまう。

3.落語についての講義
・座布団は縫い目が無い方向を客席に向ける。
・落語家は全国に800人ほどいる。
・落語家に資格はいらない。誰でもなれる。
・落語は複数に分かれてやるのではなく、1人でやるから落語。
・日本語の一人称で登場人物を分ける。
・話に立体感を持たすため、目線、仕草に意識して、お客さんに臨場感を持って想像してもらえるようにする。
・落語の中身は会話で構成されており、中身を説明しないで、会話で話を進めていく。
・悪口に聞こえることも、ユーモアに話すことで笑いに変え、さらに話すほうは利口そうにも見える。
・古典落語は500くらいある。それらに著作権は無いため誰でも話せる。
・持ちネタは100あると良いとされる。
・客層を見て、1番ウケが良さそうな話を選ぶ。
・上方落語は派手さを求め、江戸落語は粋を求めた。
・何が正しいかは自分が決めること。自分が考えたことを信じる。それが後になって、真実がはっきり分かればそれは自分の見識を高めることになる。自分の考えを持つことが大切。
・落語家はウケなくても反省しない。客のせいにしているくらいが落語家らしい。でも、反省するときはする。

4.SPI言語　模擬テスト

〈授業の良かった点〉
初めて落語を生で見る人が多かったようなので、貴重な体験になった。一から落語とは何かを丁寧に説明してくださったので、とても分かりやすく楽しむことができた。噺家さんの話術は見る人をひきつけるものがあると感じた。お話の中で「自分を信じる」大切さを教えていただき、ブレない軸を持つことが大切だと再認識することができた。非常に有意義な時間だった。