1..授業内容
(1)びっくりする力
 「最近びっくりしたこと」について挙手制で発表を行った。各自の驚きの背景にあるものについて逐一解説をしていただき、驚きという感情の持つ力、またそれをプレゼンする力の難しさを学んだ。

(2)活字とは何だろうか?
 本の歴史や出版の今後についてお話していただいた。

(3)ビブリオバトル
 各自がみんなに紹介したい本を持ち寄って、4分間でプレゼンを行い一番心に響いたものを選ぶというものだ。今回は5~6人ずつで予選を行い、各グループ1位の6人で決勝を行った。

2.授業内容で良かった点
(1)驚きといった強い感情を覚えている人はどれくらいいるだろうか。マスコミとは人々に世間の感情や世界の感情を伝える存在である。日頃から小さいことでもびっくりできるように自分の「驚きの感度」を育て、その驚きをきちんとプレゼンする力の重要さを学ぶことができた。また人の驚きを享受することで相手への理解を深める一歩ともなった。

(2)本の歴史と出版業界の現状と今後について知ることができた。現在の出版業界は変化の時期で、我々が就職を考える2~3年後にはどうなっているのかわからないという、現場で働く者だからこそわかる出版の世界について知ることができて良かった。また、数あるメディアの中でも、本とは開いて読むという行為により能動的にメディアに関わることのできる媒体ということに気付けた。

(3)春生は今回のビブリオバトルは二回目となるが、前回よりもはるかに質が高いものとなっていた。また秋から入ってきた生徒も今回が初めてとは思えないすばらしいプレゼンを行っていて、とても内容の濃い、質の高い発表会だったと思う。また、今回も予選で敗れた人のために決勝でもう一度発表できるリベンジ権が与えられた。何人かがリベンジをしていて、恥をかいてでももう一度発表しようとする姿勢は見習うべきだと思った。