①日付:2015/05/16

②講師のお名前:出版社OB

③授業内容
⑴自己紹介(他己紹介)
初回の授業ということで、ペアワークでの自己紹介(他己紹介)を行った。
最初の20分間で、「『家でのあなた』、『大学でのあなた』、『それ以外でのあなた』の状況が詳しくわかるように紹介せよ」と指示された400字詰めの原稿に、各自で記入した。その原稿を初対面同士で組んだペアで読みあった後、それぞれインタビューを5分ずつ行い、前に出て相手についてのインタビューを踏まえたより詳しい紹介を2分ずつ行った。

⑵業界研究・質疑応答
業界紙を読み合せながら、まず今の出版業界についての知識を増やした。そして就活に関わる事項として、雑誌の売れ行きや新卒採用数などについて講師の方からの注釈を聞きながら、数字の意味を反芻した。いらっしゃった2名のOBからも“今”の出版業界についての生の声に触れた。

④授業内容で良かった点
・ただ書いた原稿を発表するだけでなくペアワークにしたことで、「聞く力」も養えた点。結果、そのインタビューの良し悪しが発表の完成度に繋がった。

・原稿を書く時間を20分/インタビューを各5分/紹介を各2分としたことで、要点のまとまった他己紹介になった点。

・講師・OBの方々が、丁寧に質問に答えてくれたため、新規受講生も積極的に素朴な質問や純粋な疑問を投げかけられる授業となった点。

⑤授業内容で改善したほうが良い点
・自己紹介の印象をそれぞれカードに記入し、フィードバックとして発表者に渡したが、新規講座生も多くまだ授業に慣れないためか、表面的で当たり障りのない感想のカードが多かった点。 “悪かった点を必ず書く”と指定すれば、より有意義なフィードバックになったと思う。

・講座生が「出版業界の中でも『何』を目指しているか」が分からなかった点。一口に出版と言っても、編集(マンガ・週刊誌・ファッション誌…)や営業など職種も多くタイプも様々なため、講座生がどういう“系統”なのかを理解する必要を感じた。