授業内容
1週間前に各自、ESをあらかじめ提出して、それを元に個人面接を行いました。当日の授業に来れなかった講座生の中には伊藤さんにアポイントメントをとってOB訪問という形で見てもらった人もいたそうです。また、個人面接の前にはESについて少し話ありました。端的にいうと「ESがきちんと書けていない人が多い」とのことでした。言葉の使い方の甘さや、書いていることに一貫性がなくひっかかりができてしまうことを指摘していただきました。「口頭での面接では多少、引っかかることを言ってしまったとしても、それを巻き戻すことはできない。けれども、ESだと文章だから何度だって読み返せるし、一度引っかかったら何度もそこを見てしまう」。

後期は面接練習が多かったので、面接でどうすればいいかばかり考えていた上に、面接で話すことができればESはそれを文章におこすだけだと、考えてしまっていましたが、根本的にその考えが甘すぎることに気が付かされました。

 面接練習では、どういう人なのかわからないという言葉が何回か出ました。”面接は人間性を見る場。何をやってきたかより、どんな考えのもとで、どう過ごしてきて、どういう人間なのかがみたい”これは後期のさまざまな授業で言われてきたことです。今回改めて、その難しさに気が付いたと同時に、大切にしていかなければいけないと思いました。
 また、今回の個人面接では、各回に一人講座生も面接官役を行い、伊藤さんの質問がすべて終わった後に一つ質問をしました。面接官だったら何をみるか、何を知りたいかを知る良い機会でした。

授業内容で良かった点
 個人面接が終わった後、返却されたESに詳しく指摘が載っていたこと。どの講座生のESにもびっしり書いてあり、感謝しました。また、今まで集団面接だったので、周りのペースに巻き込まれることもありましたが、初めて個人面接をしたことで、周りに影響されない自分のペースを知れたと思います。また、授業終わりにしてくださった話が興味深かったです。震災のあと人々が求めたのは、飲食料、正確な情報、そして音楽。そして、それをうけて出来上がったのではないかとされるサントリーの見上げてごらん夜の星をのCM。この話は広告業界だけではなく、メディアを目指すすべての人にとって刺激になる話だと感じました。