講義内容
 7/5は2年基礎クラスAとB対抗でプレゼン大会を行いました。具体的には、「ワンコインドリームorワンコインアドベンチャー」というテーマのもとでワンコインの予算で何が買えて、何ができるかを3人1組のチームで真剣に考えました。
まず、クラス33人を11個のチームを作るべく、11人のリーダーを決めました。とりあえず、それぞれ個性はあるものの前へ出ることが得意そうな11人が選びました。そこからが大変でした。残った人とリーダー、何らかの化学反応を狙うか、慣れた人達でくっつけるかの判断です。結局その両方が併存する素晴らしいチーム編成になったと思います。そこからはそれぞれの班が比較的独立してプレゼンへ備えていきました。
プレゼン時間が3分と限られた中で各々の班は創意工夫を凝らし、勝利のため貪欲に課題に取り組んでいました。

講義感想
 まず、全体の発表を通して感じたのは笑いの多さでした。企画自体が惹きつけるものが多く見ていてハッピーになれました。特に、個人名を出すと早田君。「芸人にむいているのでは?」というレベルでした。

プレゼンとは何かものを素晴らしいと紹介すること。ものを紹介するとき、人は「楽しそう」「おいしそう」など特定の感情を抱かないとそのものがほしくなりません。その感情を抱かせる一番の近道、それが「笑い」や「笑顔」だと思います。
しかし、今回のプレゼン至らなかった点があると思います。それは、「夢」、「アドベンチャー」に対する思考の不足です。全体的にみて「このモノは確かに夢、アドベンチャーにつながる」と思えるものは少なかったように思えました。例えば、ただの飲み物のCMになってしまった班もあったように思えます。僕は飲み物からは「夢」「アドベンチャー」を感じることができませんでした。

そんな中、ある種あたりまえだけど忘れかけた現実を教えてくれた班がありました。それは「飢餓」をテーマにした班で、実際にセミの丸揚げを出している店に行き食べる発表をした班です。そうだ、国によっては今でも虫を食べ、それは別に原始的でも何でもなく、食文化の違いに過ぎないんだということを改めて思い起こさせてくれ、非常に面白かったです。

「夢」「アドベンチャー」とは子供の時は殆どの人が持っていたのに、早くも大学生くらいになると、どうも現実志向が強くなりすぎてしまうように思われます。私たちは、もう一度、純粋な気持ちでこれらを考える機会を頂く、素晴らしい土曜日の午後となりました。この企画を行う機会を与えてくれた先生に感謝しています。
ありがとうございました。