◎授業内容『面白い番組とは』
・発想力テスト:次の一文からドラマを想像し1人2分で語ってくださいという課題
「金曜日の夜9時、東京・銀座、帰宅を急ぎ駅へ向かう人の流れに逆らうように一人の女性が走る・・・」
→これは発想力が試される課題で、ありがちな設定では他の人とは差別化できない。ドラマのポイントはこの女性に「何を背負わせて、何をさせるか」が重要ということを学んだ。

・テレビ番組「面白さのタネ」をどう膨らませるか
講師の方が持ってきてくださったTV番組を何個かみて、その番組のどこが面白いのかというのを意見を言ったりして、講師の方と一緒に考えた。
→面白い番組に共通してあったのが、「人間くささ」(内面)、「興味深さ」(発見)、「何かが起こりそうだ」(初見)という三つのものであった。とくに、「人間くささ」というのは見落としがちだが一番大事なものであり、その観点を磨くためには一番は「いろいろな境遇の人に会って話をを聞く」ということが大事だということを教わった。

・番組ごとに「テレビだからこそできることは何なのか」を踏まえる
音楽番組を例にとってテレビだからできることというのを考えた。
→音楽というのは「耳で聞く」というものであるが、テレビでやる音楽番組は「目で楽しむ音楽」というのを目指し、それはテレビならではのことだ。このように、「テレビだからこそ」できるということを考えるということは大事。そして、これは他の業種の志望動機でも重要な部分になり、「~だからこそ」というのを常に考えることが大事だということがわかった。

◎良かった点
自分たちが視聴者として「面白い」と思った番組には必ず法則があったということが分かり、少しテレビを見るときも制作者の視点から見れるのではないか。またその「面白い」発想をするためには日常生活から意識していかなくてはいけないということがわかり良かった。