「青春リアル」取材記事
放送コース 三年 北澤敬介
どうも!!「青春リアル」PR大使、第二回目担当の放送コースの北澤敬介です。
今回は年配者(笑)の北澤が取材を通して感じたことを発表したいと思います!!
~1. シリーズ!「青春リアル」が出来るまで!~
第一回では山下君が編集作業について説明してくれました。
第二回ではECSについて説明していきたいと思います!!
ECS…
聞きなれない言葉ですね。
正式名称は「Edit Control System」。
正直な話、全然ピンときませんよね(笑)
分かりました!僕が皆さんに分かりやすく説明しましょう!!
ECS:Edit Control System とは、ずばり映像にお化粧をする作業のことです!!
ちょっと伝わりづらかったですかね?もっと具体的に説明していきます。
ECSとは元々映像を編集する部屋のことを言います。したがってこの部屋では編集作業が行われています。
「それじゃ前回の編集作業と変わらないじゃないか?」そう思う方がいるかもしれません。
しかし前回の作業とは全然違うんです。さらに詳しく説明していきます。
前回に説明があった編集作業とは山下君が言っていた通り、ディレクターさん達が撮ってきた映像という素材をもとにどういう番組にしていくか、番組をどう組み立てていくかといった、いわば番組の軸あるいは台本を映像で作るという作業のことでした。
これに対してECSでは、編集作業でつくられた台本をより放送するに値する作品にするための作業が行われます。
例えば、ある町を映した映像があります。この町を昔っぽく見せたいと思ったとします。
しかし、ただその映像を流した所で視聴者に昔っぽさは伝わりません…。
ここでECSの登場です!!ECSでは映像の色を薄くしたり濃くしたりなど様々な調整をして、昔っぽさを演出します。その他にもテロップを入れたり様々な音を入れたりすることで、それ自体ではいまいち伝わりづらい素材に脚色をくわえることで、いかに視聴者に目にとめてもらえる作品にできるか!という重要な作業をする場所、それがECSだったんです。はじめに言った映像にお化粧をする作業の意味、分かって頂けたでしょうか?

~2. 若者の視点から見た「青春リアル」~
「青春リアル」という番組内では同じ世代の若者が様々な目標やテーマをかかげ、それに向かって努力する姿や挫折する姿、また新たな一歩を踏み出す姿が表現されています。そのなかでも僕が特に印象に残ったシーンがあります。それは前回の山下君の記事にも登場した「バスガイドのみみさん」での回のことです。
自分の意志ではなく、仕方なくやるはめになってしまったバスガイドという仕事に対して失敗を繰り返すみみさん。しかし彼女はその困難を乗り越え「頑張る!」と力強く決心をしました。
人が何かに打ち勝ち自分という存在を超える、あるいは一歩前に進む瞬間を見る機会というのはなかなかお目にかかれるものではありません。ましてや自分と同世代の人間が変わる瞬間といえばなおさら貴重なものだと思います。
すこし真面目な話になってしまいましたが、人が変わる瞬間は周りの人にもある種なんらかの影響を与えると僕は思います。
そうした影響を受けられる番組。それが「青春リアル」だと思いました。
~3. 取材を通して得た“再発見”~
今回、実際に「青春リアル」が作られている所を取材してみて普段何気なく見ているテレビの映像には、制作する人たちの並々ならぬ努力や心遣いがあることに改めて気づかされました。
ECSで働くスタッフの方たちは1つの映像を完成させるのに10時間以上もの間、部屋に缶詰状態で作業する事もあるとおっしゃっていました。マスコミ業界、特に放送業界は家に帰れないと言った噂話を聞いたことがありましたが、身をもって体験している人のお言葉はいやな説得力がありました…(笑)。
また世の中に映像を発信するという仕事という事で、一字一句、誤った内容の表現をしていないだろうかと常に気を張って作業をしたり、はっきりと確認することはできなくても視聴者に何かとっかかりを持ってもらうためにほんの数秒の映像に多くの時間をかけて様々な工夫をするプロの制作者としての意識の高さに触れて、改めて世の中に何かを伝えることの難しさを痛感しました。
そんな制作者の汗と涙の結晶として作られた「青春リアル」は、毎週木曜PM 11:30~11:54に放送しています!!
みなさん是非ご覧ください!!
また「青春リアル」のTwitterアカウントが開設されました!!
つぶやいているのは、嘉悦CP御大!!
みなさん、@nhk_seishunrealをどんどんフォローしましょう!!
それではこれで放送コース北澤敬介の「青春リアル」記事を終わりにしたいと思います。
NHKの長島さん、「青春リアル」のスタッフのみなさん、そして最後までこの記事を読んでくれたみなさんどうもありがとうございました!!