11月13日
本日の講師は大手広告代理店のHさんでした。授業では、教室の机をロの字にし、みんなの顔を見渡せるような形で行われました。
授業前半の内容は、それぞれの生徒自らが今志望する仕事を、何故志望するのかを質疑応答して突き詰めていくというものでした。
出版コースには、出版社で働くことを第一志望としつつも、他業種に視野を広げる生徒が多くいます。なので、Hさんや他の生徒に自らの考えを話し、自己分析を深めることで、自分のやりたいこと以外の適性が見えてくる生徒もいます。
私は現在マスコミではなく、メーカーで半年間のインターンを行っています。
メーカーを志望した理由は、本来自分がやりたいファッション雑誌のクライアントになる会社の内部事情や経営戦略を知りたいと考えたからでした。そこで様々な仕事を任されるうちに、自分の知らなかった適性に気付いたり、新たな興味も生まれていました。
それを今日Hさんに聞いてもらうことで、自分の可能性や方向性、何を武器にしていけば良いのかを再認識することができました。近頃自分の中で考え込みインプットしているだけで、それをアウトプットすることができずにいたので、今日の授業でそれが行えたことは大きかったと思います。当然のことですが、考えているだけでは何も起こりません。
それを外に表現することで行動となり変化が起きます。この時期思い悩むことが多く、焦りは募るばかりでしたが、一呼吸おいて、まず他者に話を聞いてもらうということが何より大事だと思いました。
後半は書籍の企画会議を行いました。即席で組まれたチームで、25分という短い時間でいかに斬新な企画、新しい企画を出せるかというのがポイントです。そして制限時間後に、6つの班がそれぞれ頭をひねってだした企画のプレゼンを行いました。
総評としては、どの班も目新しさに欠けていたり、企画内容が似通う班が続出しました。こういった企画会議に限らず、ESや面接でも他人とかぶりやすいことしか言わない人はそれだけ埋もれやすくなってしまいます。
雑誌に関しましても、競合が多い中、広い書店のなかでいかに買い手の目につくかを考えなくてはいけません。
奇をてらって中身のないことを考えたり言う必要はないと思いますが、いかにその企画や個人の唯一性が出せるかが肝心だと改めて思いました。
来週は大手出版社社のSさんの授業です。先に告知されている授業の内容は、新雑誌創刊の企画プレゼンです。