出版コース女子

(文学部日本文学科3年、都立三鷹高校卒)


「アーチェリー部内試合」

 私は法政大学洋弓部に所属しています。


 洋弓、アーチェリー。


アテネ五輪で銀メダルを獲得し、「中年の星」として話題になった山本博先生は知っている方も多くいらっしゃることでしょう。


 しかし実際にどんな競技なのか知っている方は少ないと思います。


 簡単に説明すれば、弓矢を使って的を射る競技です。


日本の弓道は的中数を競う競技ですが、アーチェリーの場合は的の中心にいかに集めるかを競います。


 的の中心が10点。外に行くにつれて点数が下がっていき、的から外れたら0点。実力が点数で表れてしまうシビアなスポーツでもあります。


 大学では主に50m先の的を36本、30m先の的を36本、計72本720点満点で競技を行ないます。


大きい試合では男子はなんと90m先の的を狙います。


(女子は70m)約0.1km先まで、新幹線と同じ速度(時速約230km!)で矢が駆け抜ける。


自分の力だけでそんな先の的の中心を貫く、その快感は一度やったら忘れられません。

さて、去る土曜に部内試合が行われました。


2年VS3年、上級生の私たちにとっては絶対に負けられない試合です!


今回は全員の点数の平均点で勝敗を決めます。


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オレンジのユニフォームはどこの大学よりも目立つ、私たちだけの法政カラーです。

 結果はなんと、0.1点差で2年の勝ち……!


最後の1射を真ん中に決めていれば勝ったかもしれない。


アーチェリーの1射1射の大切さを改めて思い知りました。


 悔しさに空を仰ぐと、法政の校舎の屋上には「自主」自主マスを行うアナコースの人たちが。


洋弓部は靖国神社の相撲場をお借りして練習に励んでいるので、アナコースの頑張りがいつもよく見えます。


こっちだって負けられない!大きな声を出して、次は絶対に負けないことを決意しました。


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