◇自主マス 放送コース男子◇
 (社会学部3年 名古屋市立菊里高校出身)


3月26日、東京ドームに行きました。
プロ野球読売ジャイアンツの開幕戦です。

ヒーローインタビューが行われるお立ち台には背番号24。

2007年の活躍は目覚ましかったものの、08年、09年と続けて成績はふるわず。

復活してほしい気持ちはもちろんありましたが、もう無理なのかなぁという思いも正直ありました。


「8番、ファースト、高橋由伸」


数年前には誰も想像し得なかったオーダーです。

高橋由伸全盛期を見ていた僕は少し寂しい感じがしました。

そして迎えた初打席。

「ヨシノブおかえりなさーい!」
「待ってたぞヨシノブ!」

タイムリーヒットを打てば文字通り割れんばかりの大歓声。
他の選手のそれとは比べ物になりません。


あの迫力、感動は球場ならではです。


高橋由伸選手がいかに愛されているか思い知らされるとともに、その活躍を諦めていた自分が恥ずかしくなりました。

8番ファースト??

実績のある選手ならへそを曲げてもおかしくないでしょう。

自分のおかれた状況を謙虚に捉え、自分ができることに全力で取り組む。

その姿勢、人間性こそ、ファンに待っていてもらえる選手たるゆえんかと思います。

試合後、お立ち台のその瞳は光って見えました。


法政大学自主マスコミ講座オフィシャルブログ