私の春休み vol.3
こんにちは。1年基礎コースの高田蛍です。
私は3月8日から12日まで、韓国に行ってきました。様々な大学の人たちと一緒に韓国のクリスチャン文化を学ぶ研修旅行です。
意外かもしれませんが、韓国は世界でも有数のキリスト教国であり、現在国民の約3割がクリスチャンだと言われています。
ソウル市内だけでも5000もの教会があり、多くの人々の心のベースとなっています。
5日間で7つの教会を訪問しましたが、その中でも特に印象的だった教会を2つ紹介します。
これはソウルにあるミョンソン教会です。
ここの規模は凄まじく、朝5時30分からのお祈り会に、多い時には2万人が訪れます。
朝5時でこれだけの人数です。
釜山のホサンナ教会は非常に近代的な教会で、映像や照明などを積極的に使った、次世代型教会です。
まるでライブでもやるかのような、オシャレで情熱的な礼拝でした。
照明や音声を調整する機械です。
とても教会の設備とは思えません。
韓国の教会は建物も大きく、礼拝堂はまるで市民ホールのようでした。
ちなみに日本のクリスチャン人口は0.7%ほどで、世界と比べてもキリスト教は普及していません。
また統一教会など、韓国系のカルト的な新興宗教が社会問題となったことなどの影響で、宗教自体を嫌悪している人も多いです。
しかし実際のクリスチャンは「神様の愛」を知る素晴らしさを、知らない人々に伝えたい、神様に出会って真に豊かな人生を送ってもらいたい、と純粋に思っている人たちばかりでした。
また「愛し合いなさい、分け与えなさい」の教えがあるので、ノンクリスチャンにもとても優しいです。
日本の大学にも韓国人留学生のクリスチャンはたくさんいるので、機会があったら話してみると面白いかと思います。
キリスト教とは関係ありませんが、余談を書かせて頂きます。
韓国人というと「気が強くて苦手」「反日感情を持っている人が多い」と思っている方もいるかと思います。そのことについて、現地のガイドさんに面白い話を聞いたので、書きます。それは、日本と韓国の子供のしつけについてです。
日本の場合だと、小さい子供に「他の人に迷惑をかけちゃダメ」という風に言いますが、韓国では「一度ダメでももう一度やれ。ひるむな!」と教えるそうです(ホントに)。
そのため日本では他人の目を気にして行動する人間が、韓国では粘り強い、闘争心の強い人間が育つのだということです。
それが良いか悪いかは別として、韓国には徴兵制もあるし、なるほど、と思いました。
また反日感情とまではいかなくても、日本をライバル視している気質はあります。
経済的な面で見ても、ここ10年で急速な発展を遂げている韓国は、「絶対に日本以上になる」という明確な目標をひそかに持っています。
そのため、韓国人の若者はものすごく熱心に勉強をします。
くじけそうになると、先生から「そんなんじゃ日本に勝てないぞ!」と檄を飛ばされるらしいです。
とにかく彼らはハングリー精神がもの凄いです。
実際に、韓国は製造業や電子技術で世界的に非常に注目されています。
日本人の私たちも、国内ばかりに目を向けていると、そのうち抜かれてしまうのではないかと、危機感を覚えました。
そんなことまで考えさせられた韓国旅行でした。