日付 2009/10/17
講師 某新聞社 O先生
授業の内容
現場を伝える。それは記者の仕事、そして醍醐味。
というわけで、今回の新聞コース一行は、神宮球場に六大学野球観戦へ行った。
いよいよ大詰めを迎えようとしている六大学野球。
対早稲田戦と、好カードに接戦は必至だ。
また、文字通り、1点を争う白熱した試合になる。
もちろん、ただ見ているだけではない。
その手に汗握る感覚を文章に託し、野球記事を書く
また、球場にいる人の数だけドラマがある。
それを野球雑観記事にのせる。
そこにあるのは、見様見真似であるが、記者の姿である。
授業内容でよかった点
記者体験を味わったこと。
多少の違いはあれ、記者とほぼ同じ悩み、喜び、快感に、一方では苦しみ、一方で酔いしれた。
例えば、試合のどこにスポットライトを当てるべきであろうか。二転三転する展開に、記事の構想を右往左往させる。
また、雑観記事では、意図せず生きのいい話を聞けた時、思わず得たり顔になる。
記者として働く自分の姿をより鮮明に描くことができたのではないか。
また、実際に記事を書くという入社試験が課される場合が多いため、その実践練習になった。
授業内容で改善したほうがいいと思った点
今回で野球観戦をして、記事を書くというのは、2回目になる。
もちろん、前回の反省をして今回に挑むわけであるが、スポーツ面に掲載されている本物の記事を読んだことによって、自分が書く記事との乖離に悩んでしまう。
そこには、主に職業記者との情報、人脈の格差が存在している。1週間ではどうにもできない勉強、下調べの限界などもあるだろう。
それは、よりよいものを書こうという思いから生まれるものだ。
もちろん数ある中で正解があるようなものではない。
しかし、それに近づけようとする向上心と折り合いをつける妥協心があった。
ま、私たちが書ける範囲で、ということに気持ちを抑えればいいことだとは思いはしますが。
改善点ではないのですが、悩みです。
(取材のメモを取る真剣な講座生)
今後、講座でこういった授業をしてもらいたい
グループディスカッション
多くの入社試験で取り入れられている。
特に、事前に課題などは出さずに、それこそ今まで生きてきた背景だけを基として、ディスカッションをして、瞬時のレスポンス、論理的思考を鍛えられたらいい。
私は、人は、いつも思考を巡らせていることしか、いざとなったとき、表現できないと思っているので、より身近なことに思考するきっかけになると思う。
司会、パネラーなどのロールを実際担当してみるのもおもしろいと思う。